【クライアント名】特定非営利活動法人わかくさ福祉会さま
【業種】福祉関係
【媒体】WEB/パンフレット/名刺/ネームカード/封筒/ファイル/ボールペン/テンプレート/サイン看板
わかくさ福祉会さまは、八王子市で福祉事業を運営されているNPO法人です。
2023年に設立40周年を迎えられ、その記念すべき年に、WEBサイト・パンフレット、その他ビジネスツールなど一新するお話をいただきました。
わかくささまのイメージに合いそうなビジュアルの設定と、法人が定めている指針を語り掛けるような柔らかい表現で文章化しました。修正を加えて、法人サイトのTOPにも反映させています。
「人」「笑顔」「光」「緑」「大地」「風」の6つをキーワードに、参考写真なども用いて可視化しました。
・余白=可能性 → 地域に開かれる・フラットな場所というキーから発想を得て、余白のあるデザインを意識しました。
・法人ロゴのデザインの特徴として視覚的情報が多いことから、レイアウトする際は白ベースにし、周りの情報をできるだけ少なくすることで、埋もれることなくロゴの存在感を際立たせました。
「芽吹き」「ひらく」「成長」がキーワード。
地域に開かれていく、かきねをなくす、可能性がひらく、のびのびと成長する というメッセージがこめられています。
わかばマークのアウトライン部分(りぼん)は、「つながり」をキーワードとし、様々なツールのモチーフとして使用しています。
母体ロゴのカラーに、様々な緑とホットピンクを使用していることから、通所は【多様性の枝分かれ先】として、緑トーンのカラーを、相談支援は【しあわせにつなげる支援】として、ピンクトーンのカラーを定めています。
しっぽりアンチック B1 を選定しました。
今回のVIコンセプトを詰めていく段階で、芯の強さや実直な印象を大切にしたいと考えて、明朝体を探しました。
探している中でしっくりきたのが、しっぽりアンチックB1でした。このフォントは、感じがゴシック体、かなが明朝体です。
ゴシック体の癖のないカジュアルな印象と、明朝体の繊細さが同居していて、わかくさのイメージに合うと感じました。
わかくささまのブランディングチームの考えたブランドメッセージ【ひと、芽吹き、しあわせ ひらく】、タグライン【笑顔でくらす・はたらくを一緒にかなえる】を大切にし、写真やロゴ、モチーフの親和性が一目でわかるようまとめました。
定めたビジュアルコンセプトを実際にツールに波及させたらどのようになるのか、パンフレット、名刺、封筒で検証しました。
● WEB ●
昨年3月10日に本案件を受注いただき、10月に法人サイトがオープン。各事業所含めた10サイトを約ひと月のペースで公開していきました。
事業所サイトと、法人サイト、求人サイトはターゲットも違うため、1サイトずつ丁寧にヒアリングを重ね、コンテンツ整理からカンプ作成、提案から構成まで一貫して進めました。
● パンフレット ●
今までの様々な配布物からテキストを整理し、マスターを作成しました。対象者を明確にし、パンフレットの構成を考え、デザインのテイストは雑誌風(フリーペーパーのような)読みやすさを重視し、スッと情報が目に止まるよう、余白を意識しながら作成しました。
● 名刺類 ●
表面は白字、裏面は各事業所のカラーをベタにしています。
表のロゴまわりには余白を持たせ、ビジュアルコンセプトを守りながらのデザイン展開です。裏面にはブランドメッセージをタイポロゴにしたものと、各事業所の名称が記載されています。四隅の1箇所だけ丸くカットしているのは、福祉に大切な安心感・優しさを表現していて、他3箇所がカットされていないのは、安心できる場所であり、でもどこか緊張感を持ちながら日々の生活を送ることのできる場所という意味が込められています。
● 封筒 ファイル ボールペン ノベルティ類 ●
封筒もビジュアルコンセプトに従い、シンプルで余白を意識したデザインにしています。ファイル、ボールペンなど、ノベルティにも展開しています。
▲パンフレットと一緒に説明会に来た方に配ります。
● サイン看板 ●
全事業所のサイン看板を一新しました。
現場調査からサインのデザイン、仕様のご提案、業者の方への発注から納までさせていただきました。
わかくさ立面図案