書道家・前田遥水先生が主催されている 遥水書道教室 の、
生徒さんの「折り句」作品ページを作らせていただきました。
毎年、公民館で展覧会を行うのですが
今年はコロナのため開催できないということで、
webでの公開になりました。
公民館で作品を直接見ることができない!というのは本当に残念なのですが、
生徒さんの、遠くに住むご親戚にも見ていただく事ができました。
webならではの強みですね!
遥水先生のブログからは、web展覧会に懸ける強い思いが伝わってきます…!
ちなみに、まるみのweb担当
このお仕事で「折句」という文化の存在を初めて知りました。
以下、そちらについての引用です。
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古くから日本にある言葉遊びの一種で、一つの文章や詩の中に、
別の意味を持つ言葉を織り込む「あいうえお作文」のようなものです。
「あ」明るく
「い」いつも元気で
「う」うれしい時
というように、言葉のひとつひとつの頭文字をとって文章にします。
「伊勢物語」の東下りの段に登場する和歌には次のようなものがあり、
頭文字をとると「かきつはた」(カキツバタ)という花の名が
折り込まれていることがわかります。
からころも
きつつなれにし
つましあれば
はるばるきぬる
たびをしぞおもふ
(折り句とは – 一般社団法人 日本折り句協会 より)
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最初は「…これアレやん(笑) 笑点の大喜利やん!」などなど頭をよぎり、
思わずクスッとしてしまったのですが、
伊勢物語のくだりを読んで、平安時代から受け継がれてきたという文化に奥深さを感じました。
それにしても、
生徒さんの作品が本当にかわいらしいです。
今年小学校に入学した子どもさんから、
コンテストでグランプリを受賞した生徒さんまで、
様々な作り手さんのキャラクターが一つ一つの作品ににじみ出ています!
ぜひご覧になってください!
遥水書道教室「web折り句展」